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『レコード・コレクターズ』2024年5月号にて、梶芽衣子さんにインタビューしました。

 『レコード・コレクターズ』2024年5月号にて、先日ニューアルバム『7(セッテ)』をリリースした梶芽衣子さんにインタビューしました。もう、なんとご説明したら良いものか……考えれば考えるほど身が縮こまるか、あるいは舞い上がってフニャフニャになってしまうか、という感じで、インタビューそのものはもちろん原稿作りに至るまで、最後まできちんと”お仕事”をまっとうし、与えられた役割を果たせるのか。非常に自分が試されることになりました。

 まぁでも今までもそうしてきたように、結局はしっかりやるしかないわけですよ。向かい合って質問をすれば、一方的によく知っている人も、初めて知ったばかりの人もみんな同じで、その人の話す言葉に耳を傾けながら、その言葉の意味することを深く深く掘り下げていくだけ。気がつくと時間が過ぎていて、面白い話をどっさりもらっているという。今回、編集部の方がページをたっぷりとっていただいたので、その時伺った面白い話をなるべくたくさん原稿に収めることができました。

 今回のニューアルバム『7(セッテ)』は、2月24日に配信でリリースされ、翌月24日の梶さんのお誕生日にレコードでリリースされました。とても今らしい、思い切った戦略だと思います。各種のサブスクサービスに登録していれば今すぐ聴くことができます。YouTubeにはアルバムのダイジェスト動画と、昨年末に渋谷の駅まで撮影したという「愛の剣」のミュージック・ビデオが観られます。梶さんは、「女囚さそりシリーズ」や「野良猫ロックシリーズ」からすでに50年以上が経っている今も、こんなにキラキラとした歌を歌っていらっしゃる。それをすぐにその目で見て、耳で聴いてほしいです。

 さらに海外では何度目かのリバイバルブームもあり、テイチク時代のLPが海外で再発。数年かけて5タイトルをリリースするとか。今回のニューアルバムもそれに背中を押されて作られたのだそうです。

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 この数年、Amazonプライム・ビデオで1960年代の映画をひたすら観続けているのですが、10代の頃から「太田雅子」という名前で映画に出演されていた頃の梶さんの姿を見るたび、すごく不思議な気分になります。「あぁ、この人がのちに梶芽衣子さんになるのか」とか、「10代の頃からまったく変わっていない。人間、こうありたいものだなぁ」とか。梶さんの先輩にあたる浅丘ルリ子さんもそうなんです。芸歴が長く、かつ幼い頃から豊富に映像の資料が残っている役者さんって、あんまりいないと思うんですよね(さらに上の世代では長門裕之さんがいらっしゃいますけど)。他に子どもの頃から映像が残っている人といえば美空ひばりさんがいらっしゃいます。でもあの方は歌手が本業で、映画にたくさん出ていた時期も限定されているから、役者さんとはまたちょっと意味合いが違ってくる。私たちは、”梶芽衣子”というひとりの役者が歩んできた道を、いつ、どこで生まれた人でも出会った縁さえあれば、最初から現在までを追いかけることができる。それはとても素晴らしいことで、海外のファンの人たちもきっとそういうことに感動しているんだと思いますよ……という話をプロデューサーの方にしたら、興味深く聞いてくださいました。

 またひとつ、このお仕事を続けていける励みになる出来事になりました。どうぞよろしくお願いいたします。

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